Working holiday Life with Chocolate

おいしいもの、やさしいもの、たのしいことを求めて!オーストラリアワーホリのきろく

【ワーホリのきっかけ】海外への扉を開いてくれたスポンジボブ

 

 

 

 

海外への扉を開いてくれたスポンジボブにはまった中学生

 

私が海外に興味を持ったのは、中学生の頃。

オーストラリア シドニーへ2週間、海外研修に行ける市のプログラムがあり参加することに。

 

オーストラリア=ホームステイ=オーストラリア人の家族にかわいい子供たち、大きなお家にプール

 

という妄想を勝手に大きく膨らませた私が滞在したお宅は中国人の単身女性でマンション住まい(笑)

 

多国籍の人が集まる街として今では認識できていますが、オーストラリアにはオーストラリア人が住んでいるという考えしかなかった中学2年生の私(笑)

滞在初日の夜、夕食を食べている時から涙が出そうでしたが、さすがに本人を目の前にして泣くのは失礼と思いどうにかこらえ、与えられた一人部屋に入った瞬間に泣きました(笑)

 

今思うと、人生自分が想像した通りにいかないということをこの時に学んだと思います(笑)

 

そんな純粋な気持ちを打ち砕かれた私を救ってくれた出来事が現地の中学校を訪問した時に起きました!

中学1年生から英語を勉強し始めた私は当然英語はほぼ話せず、同じ年くらいの現地の中学生との会話はもちろん盛り上がりません!涙

そこで私たちを繋げてくれたのが私がバッグに付けていたスポンジボブのキーホルダーでした!!!

本当にあいさつくらいの会話しかできなかった私ですが、スポンジボブの話でその日1番盛り上がることができました!!あの時の気持ちが通じた嬉しさと、もっと英語が話せたらもっと仲良くなれたんじゃないかなという英語を話すことへの憧れが、外国語を学べる大学に進むきっかけになりました。

 

そしてまさか、もう一度オーストラリアに来ることになるとは…!!

 

 

海外が好きになる要素が詰まった大学生活

 

英語を勉強することが好きだったことと中学の海外研修の経験もあり、漠然としていましたが海外に関心があったため外国語大学に進学しました。

 

外国語大学なだけあり英語を学べる授業や海外に関する授業が多く、友人の3分の1くらい?が留学に行っていて、長期休みになると海外旅行に行く人も多く、海外がわりと身近な環境でした。

(全員が全員留学に行くわけでもないですし、外大出てるから全員が英語ぺらぺらなわけではなく、頑張って勉強した人が英語を話せるというかんじ。自分が勉強しなかったのが良くないのですが、外大=英語ぺらぺらみたいなイメージコンプレックスが今でもあります。)

 

私は3年生の時にアイルランドに3か月、交換留学&インターンシップのプログラムに参加しました。(2か月語学学校、1か月ホテルのレストランでインターン

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アイルランドで好きな場所のひとつ ゴールウェイ

 

アイルランドはヨーロッパで英語を母国語とする国で、有名なものはギネスとか、エドシーランの「Galway Gir」とかですかね。アイスランドと間違われがちですが、イギリスの横の国です!笑

天気が変わりやすかったり、田舎だったりで好みに個人差がありますが、私は文化、気候、食べ物、雰囲気も人も含めて大好きな場所です。7年たった今でも連絡を取り合う仲良しの友人がいるのでいつか必ずまた訪れたいと思っています。

 

 インターンシップではホテルのレストランでキッチンハンドとして働きました。滞在2か月後に始まったので流ちょうに英語は話せないためホールには出させてもらえず、カトラリーやお皿の準備、簡単な調理補助などをしていました。

(これももう少し時間があればホールに出してもらえたりしたかなーと思う悔しい経験のひとつ)

この時一緒に働いていたのが、アイルランドポーランド、ネパール、マレーシアなど世界各国から来た人たちで本当に良くしてもらい、いろんな国の人と一緒に働くことのできる楽しさをここで知りました。

 

アイルランドのいいところは、同じヨーロッパの国へ旅行しやすいということで、

イギリスやベルギーに旅行に行くことができるところ。アイルランドだけでなくの他のヨーロッパの国も好きになりました!

 

 

旅行といえば1年に1回は海外に行きたい!と思い、大学生の長期休暇中には、ベトナムカンボジア、インド、中国、フランス、イタリアへ行き、アジアはなんちゃってバックパッカーとして旅をしていました。

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インド ガンジス川(2012年)

 

大学時代に感じたことは、今の自分の価値観がつくられたといてもいいほど大きな経験になっています!

 

大好きなチョコレートに囲まれた社会人生活

 

大学卒業後は社会人として好きなことを仕事にしたいという気持ちでチョコレートに関われる仕事を中心に就活をしました。最終的に就職を決めたチョコレートの会社を知ったきっかけは、Twitter。チョコレートブロガーさんが紹介されていた記事を見て、ビビビ!!っときてこの会社しかない!と思い、求人募集もしていませんでしたが公開告白のように履歴書を社長に渡す→一度敗れましたが、もう一度声をかけていただき、卒業の年に新卒として内定をいただきました。

 

社会人生活についてはもう、波乱万丈!ドラマティックな5年間を過ごしました笑

もう、思い出がありすぎていろんなことを話したいのですが、ワーホリに行きたいと思った経緯に関してお話しようと思います。

具体的にワーホリに行こうと思ったのは、社会人4年目に入った頃。

会社のことが大好きで働くのが楽しくてやりがいをもって働いていたのですが、社会人3年目に入った頃から、

 

「自分の大切にしたいと思う部分が会社の方向性と変わってきたなー」

「自分がやりたくて好きなことを仕事にしているのに、心も体も不健康なこの状態って本当に幸せなのかなー」

 

という思いが強くなってきて、退職を考えるようになりました。

その頃、大学時代に留学でご一緒した大学の先輩がイギリスにワーホリで行かれていると知り、「私もまた長期間海外にいきたいなー」と思い、今の自分が自分の力ですぐに海外に滞在できる方法なんじゃないかなーと思い、ワーホリに行くことを考え始めました。

また、年に数回海外出張に行かせてもらえる機会があり、社長や先輩社員が英語環境でお仕事をされている姿を見て、自分の中途半端な英語力をいつも恥ずかしく思い、もっと仕事ができるレベルで話せたらなーと思っていました。

私が働いていたのはチョコレートの会社なのですが、イメージするきらきらした''可愛らしいチョコレートショップ''、とはちょっと違い、体育会系ベンチャーチョコレートショップでした。

他社にはない取り組みをしていたためおもしろい方が集まる環境にいることができ、いつもポジティブなマインドでいることができ、やりたいことを応援してもらえる環境でした。

また仕事で出会う方々も私のプライベートの行動範囲でお会いする方も、自分のやりたいことを仕事にされている方が多く、おいしさや素材にこだわっていたり、体にやさしいもの、地球にやさしいものを取り入れたり、生産者さんとの関係を大切にしたり…と

「私もいつか自分の思いを仕事で形にできたらいいなー、その具体的なピースを自分のためにたっぷり使える時間の中で集めていけたらなー」

と思い、2018年9月頃に自分の中でワーホリを確定しました。

 

 

ワーホリを決めた当初、チョコレートの消費量も多いヨーロッパに行きたく、第一希望の国はイギリスとしていましたが抽選には選ばれなかったので第二希望のオーストラリアに決定。メルボルンを選んだのは、社会人生活がほぼプライベートの時間がなく仕事しかしていなかったので、仕事以外の毎日の生活も大切に過ごせそうな場所というイメージで、世界で住みたい都市ランキングのトップにランクインしていること、私がチョコレートに関わる仕事をしたいというきっかけになった方がメルボルンのを紹介されていたこと、が行ってみたいと思ったきっかけになりました。

また、オーストラリアではカカオが採れる地域があるということもポイントに。

 

また、元気で動けるうちにやりたいことをやっておきたい!ということで、5年と1か月働いた会社を退職し、退職後1か月は日本で会いたい人に会いにいく期間とし、2019年6月3日にワーホリに出発しました。